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~栃木県那珂川町の情報発信ブログです~

も~い~くつ寝ると~、おしょうがつ~
そうです、今年ももう残り1か月を切りました

年賀状づくりに、第九を歌う会演奏会、忘年会、那珂川町夢まつり冬の“夢花火”、クリスマス、大掃除、餅つき、おせちの準備
さぁいよいよ大忙しですお坊さんに負けずに走り回りましょう

あ、12月1日には那珂川町も初雪が降りましたね
慌ててタイヤ交換に行きましたが、車屋さん、タイヤ屋さんはどこも混んでいましたね
でも無事交換できたので、もうこの冬は、安心です
みなさん、どんなに忙しくても、車と心にスタッドレスを


さて12月2日
今回は、そばづくり体験の集大成
自分たちの手で、種から育てたそばを、ついに食べます

天狗さま、どうか美味しいおそばが打てますように見守りください
※天狗さま・・そば道場にいらっしゃった方。本日初対面
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・・何と言ったかは分からないけれど、きっといい返事をしてくれたことでしょう


そば打ち体験の今日は、そば打ち同好会のみなさんに指導をしてもらいました
場所は御前岩物産センターのそば道場をお借りしています


まずは、そば450g、うどん粉300gを混ぜてふるいにかけたものを用意します
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水を何回かに分けながら少しずつ入れて
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そばがポロポロ固まるようにわしゃわしゃっと混ぜます
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全体にそば粉とうどん粉と水分がじゅうぶんに混ざったら、今度はまとめて玉にしていきます
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そしたら今度は空気を抜く作業で、そばを中央へ中央へ押すように混ぜていきます
この作業は“菊練り”といって、中央へ中央へ押し込んでいったあとには菊の花のような跡が残ることからそう呼ばれているそうです
このワザは、焼き物の粘土を練る要領と一緒なんですって
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そばはとにかくスピード勝負です
乾燥しないように手早く作業しますよ
上の3枚の写真でもスピード感を感じていただけたのではないでしょうか


はい
ここまで教わったらみんなでやっていきますよ

まずはそば粉とうどん粉をふるいにかけて
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水を足し足しすばやく混ぜる
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混ぜる
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混ぜる
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夢中になって混ぜる
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そして、おっちめる
・・あの、こう、ぎゅぅっとするってことです
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がんばってー
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おっ
まとまってきたー
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そしたら、今度は空気を抜いていきます
講師の方は簡単そうにやっていたけどこれが結構力がいるし、そばを中心に押し込むように混ぜていくっていうのがコツのいる作業で、悪戦苦闘
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でも、完成~
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って、やってる場合じゃなくてそばはスピード勝負
次は丸く広げていきます
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まずは手で広げて、大きい円になってきたら麺棒で伸ばします

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お、なかなかいい感じ

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じゅうぶん薄く伸びたら折りたたんで
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細~く切っていきます
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本日ピカイチな腕前を魅せたひとちゃん・・とそれに魅入るじめパパ
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みんなで打ったそばを並べて見ると、個性が表れますね
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さぁ、あとは茹でるだけ
ほぐし入れた麺が浮かんできたら、ゆであがりのサイン
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茹でたらすぐに冷水で洗ってぬめりを取ってザルにあけます

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さぁさぁ、引き立て、打ち立て、ゆで立てのおそば
みんなの愛情たっぷりおそばのお味はいかが

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おいし~い
見よ、この笑顔

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すっごく美味し~い
見よ、この食べっぷり

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美味しくないわけがないとは思っていたけど、やっぱり美味しい


みんなが、みんなの手で、種から育てて収穫したそばが、こうして美味しいおそばになった

100%手作りのおそば

お腹がいっぱいになる前に、胸がいっぱいになりました


農業って、おもしろいね



ずっと美味しいおそばができますようにと言ってきたけど、やっとこの言葉が言えますね


美味しいおそばができました

ごちそうさまでした



さて、今回収穫できたおそば46㎏に対して、今回そば打ちで使った60食分(4.5㎏)と配った分を引いても、あと23kg残っています

今回のそば打ちで手ごたえを感じた人がちらほら・・
きっと今後もそば打ち、ありますね

全部食べ切るぞーおーっ



今年のそばづくり体験をまとめておきますよかったら見てってください

Clickそばづくり体験


すず
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2012.12.04 / Top↑
とうとう今年もやってしまいました。
ダメなのはわかってるのにどうしても毎年繰り返す、
こたつでの睡眠
こたつで寝て起きた時ののどと背中の痛い感じ、
後悔と敗北感とでやるせない気持ちになります
でもこれも冬の風物詩のひとつ
前向きにとらえて今年もまた、大好きなこたつと、ライバルこたつ睡魔との付き合いを楽しんでいこうと思います


さて、そんなこたつトークも飛び出す本日11月15日(木)
今日は代休を頂いて、そばづくり体験でみんなで収穫したそばを、そばづくり指導者さんのお母さんと脱穀してきました

脱穀とは、そば藁からそばの実を取り出す作業をいいます
収穫したそばははってで干して乾燥させ、十分に乾いたら、脱穀の作業に入ります。
そばの方はよく乾いていて、脱穀される準備万端です。
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どうやって脱穀を行うかというと・・・


こうするのです

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そばの束を木の棒でひたすらたたいて、実を落とすのです
単純だけど、これが一番実が落ちるし、実を傷つけない、最適な方法なんだとか
ちなみにこの棒はさくらの木のもので、40年間も使っているんだとか

私は初心者用サイズで脱穀がんばります
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このそばの実が付いたそば藁を、バンバンたたいて
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ほら、こんなにきれいに実が落ちた
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この作業をひたすら2時間ほど続けてあと残りはこれだけ
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思い返せばこれが結構大変な作業だったなぁと
私は小さい棒を使っていたけど、お母さんは大きな棒をずっと使っていたわけで、御年7○年のお母さんの体力と根気強さに感服

そして、全てのそば藁から実を取り外すことができました
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こんなにたくさんのそば藁をたたいたんだから
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さーてここで小時飯タイム
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千年屋さんのお菓子とお茶を、縁側でいただきまーす
癒される・・大好き小時飯

体力も回復して今度は、先ほどそばの実と一緒にたたき出された茎やゴミを取り除いていきます
まずは熊手でざっくりと
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次は篩(ふるい)にかけて、さっくりと
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だいたいのゴミを取り除いたら、さぁお昼を食べて、もっとゴミを取り除いていきますよ
さぁここで唐箕(とうみ)の登場です
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この機械は、風によって重さの軽い藁屑や蕎麦殻を吹き飛ばし、重さの重いそばの実はそのまま落下させて選別をするという、江戸時代頃から使われている農機なのです

唐箕の上から篩にかけたそばを入れて
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ハンドルを回してを起こします
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そうすると、手前の樋(とい)からそばの実が選別されて出てきて
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後ろの樋には選別不完全なそばの実とゴミが出てきて
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横からはゴミが吹き飛ばされてきます
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いつも見るたびに思うけど、唐箕って、よく考えられた効率的な機械ですよね
江戸時代からこの形が変わらないってことは、これが一番いいカタチなんでしょう


こうして穫れたそばの実を、袋に入れて計量します
規格(さお)はかりにかけて、1袋23kg
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全部で2袋と少し、穫れました
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さぁいよいよ、そばづくり体験もここまで来ました
あとはそば打ちをして、食べるだけです
はやる気持ち期待しかないけれど、そこに本日“自信”がプラスされました
そばづくり歴○十年のお母さんが、そばを見てポツリと「いいそばだわ」と言ったのを、私が聞き逃すはずがありません
みんなで作ったそばが美味しく食べられることを夢見て、今度はこたつではなく、布団で寝ます


美味しいおそばができますように



すず
2012.11.15 / Top↑
10月27日(土)、ついにこの日が来ました


8月11日に種を蒔き(参照記事CLICKそばづくり体験①そばの種まき
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8月16日には、種まき直後の天敵・大雨に負けずに芽を出し
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8月26日に、中耕をし(参照記事CLICKそばづくり体験☆そば畑の草とり
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9月には一面に白い花を咲かせ
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今、ここに、収穫の季節を迎えた正真正銘の“ぼくたちわたしたちのそば”




初めて自分たちで育てたそばを、今、まさに、収穫するのです。



さて、この感動にしばし浸かっていたいところですが、
目の前に広がるは見てのとおり草むらと呼んでしまうほどのそば畑

2度の台風にかきまわされ、幾度かの大雨に押しつぶされ、見てのとおり、ひっからまってぺったらなそばたち


こうなったら・・

気合を入れて収穫するのみ

いつものようにそばづくり指導者の説明を受けて早速収穫スタート

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鎌を上手に使ってそばを刈っていきます

鎌でそばがスパッと刈り取れるのが気持ちいい

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刈ったそばは稲わらでまるっていきます

この作業、地味だけどクセになる

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そばを収穫した後の畑に現れる生き物たち
カエルを収獲
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さぁそばの収穫も後半戦

はってを立ててそばを干していきますよ

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アリの行列のごとく、まるったそばを次々運びます

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はい、おつかれさま
みんな頑張ったー

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これにてすべてのそばが収穫されました

なんとなく私も思っていたけど、これ本当にそばなの?って思った方に贈る一枚

じゃん
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ほら。ちゃんとそばの実がついていますでしょ?
この実を見て、「あ、ちゃんとそばなんだ」って実感したところです
だって、8月11日の種蒔きの時に見た種と同じ
そばの実であり、そばの種なんだ

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最後は御前岩物産センターのリバーサイドBBQで収穫慰労会
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収穫の作業後に、ぽかぽか陽気に川風が心地よく吹き抜ける中、美味しい野菜とお肉を食す
達成感と満腹感と今後味わう自分たちのそばの味への期待感で、幸せでした

食後、子どもたちは川で思い思いに遊びましたとさ
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さて、この日、10月27日は旧暦の9月13日
そう、十三夜ですね

9月30日の十五夜には今年も豊作になりますようにと五穀豊穣をお祈りし、
10月27日の十三夜で今年の収穫に感謝するという、お月見の行事です

お月さんに豊作をお願いして、収穫が終わったらちゃんと「ありがとう」を言うという、なんとも心温まる可愛らしい行事だなぁと思いながら、いつもより農作業を多くした今年は、例年よりきれいに見えるお月さんに向かって、収穫できたことに心から「ありがとう」と思うことができました

願わくば・・
来年もたくさん美味しい収穫ができますように
それから、収穫したそばが美味しいそばになっていますように
それからそれから・・



すず
2012.10.28 / Top↑
が、降らないですねぇ
栃木県の、もれなく那珂川町でも、暑くて天気のいい日の夕方は必ずと言っていいほどおしぐれが来るのに、今年はそれもあまりありません。


今年一番雨が降ったのは、やはりあの日ですね。


そばの種を蒔いた後に大雨が降るのはよくない、と言われたのに横殴りの大雨が降ったあの日
(参照ブログCLICKそばづくり体験①そばの種まき

誰もがそばの発芽を絶望していた、種まき5日目の8月16日

『一部の種は流れちゃったけど、芽が出たぞー
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やったぁ―――――――――――――――

雨が川となって、そば畑を縦断していったのが写真からも分かりますが、
それよりもなによりもそばの生命力感動
元気に芽を出してくれてありがとう僕ら私らの可愛いそばちゃん


そしてそばの成長の速いこと
種蒔いて5日で、芽を出してここまで成長するんですものね


種まき12日後の8月23日にはここまで大きくなりました
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成長が速いのはそばだけでなく、草もたくさん生えてきましたよー

ってことで、8月26日、臨時招集
MISSIONそば畑の雑草を退治するべし
①畝(うね)と畝の間を、鍬(くわ)でさくって草の根を断つ
水はけを良くするために畝を立て直す
雑草は退治できるわ、水はけよくなるわの一石二鳥なこの作業のことを蕎麦中耕というそうです

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とにかく、さくって畝立て、さくって畝立て、さくって畝立て・・・

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はい休憩~

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はいはい次々、さくって畝立てー

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はい休憩~
あれさっきより作業時間が短くなって休憩時間が長くなっているのは・・気のせい気のせい

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よーしあともう少し
ここにきて、さくる担当と畝立て担当に分かれることで効率化を図ることを思いついたり

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はい終わりー

作業30分、休憩10分、作業20分、休憩20分、作業15分で、終了
休憩のたんびに出されるものが増えていき、最終形は、こちら

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ごちそうさまでした
やっぱり農作業後の小時飯って最高です

この日の成果BEFORE & AFTER
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この後は、9月の下旬ごろにそばの花が見ごろになり10月中旬頃には収穫ができるそうです
そばの収穫はもちろんだけど、そばの小さな白い花が畑一面に咲く風景が好きなので、その季節が待ち遠しいです

引き続き、おいしいおそばができますように


『(農業やっている)うちのお父さんは、こうゆう暑い日は家で休んで涼しい日に作業をしてるわ』という話や、体力とやる気が減ってきたら『お茶にすっぺー』と始まる小時飯タイムに、のんびりとした農村時間農業の面白さを改めて感じた、すずでした


すず
2012.08.29 / Top↑
夏休み、お盆休みの真っただ中
みなさんお休み満喫してますかー
前回の旧・田んぼどころの記事にあるとおり、お盆は那珂川町のイベントが盛りだくさんです
帰省中の方もそうでない方も、那珂川町でゆっくりしてってくださいね

さて、そんななか私は8月11日(土)にそばづくり体験に参加しました

那珂川町を含む八溝山系地域でとれるそばを、『八溝そば』といい、とっても美味しいおそばが食べられる・・ということは、このブログでも紹介してきましたが
今回は初めて“自分でそばをつくる”ということで、種まき・収穫・そば打ちを体験します
まずは、そばづくり体験第1日目の『そばの種まき』を体験しましたので、リポートします

そばづくり指導者の説明を受けて、いざ体験スタート



はいこちらの写真は只今『うねたて』をしています
後々ここに、そばの種を蒔いていくのですが、

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この作業けっこう大変です
簡単そうに見えるけど、鍬(くわ)の使い方って慣れないと意外と難しく腰の入れ方とか、さくる土の深さとか、みんなで悪戦苦闘しながら、一列うねたてを終えて顔を上げると・・
腰が痛ーい腕も痛ーい汗だらだらー

そんな時は休憩水分補給をしましょう

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むしむし暑いし、のどが渇いていなくても水分はこまめにとらないといけないですよ
また作業をした後の、外でいただくものって一段と美味しく感じるんですよね
午前10時と午後3時にお茶飲みしたり、軽く食べ物をつまむ休憩のことを栃木の言葉で小時飯(こじはん)』と言いますが、作業の合間にほっとできる小時飯って、大切ですね


休憩が終わったらいよいよそばの種を蒔いていきます
種はこんな感じでーす

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パラパラパラーっと蒔いていきます

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蒔いた後から足で土をかぶせていきます

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これでそばの種まき終了です
この後は縁側でおにぎりを食べて、畑のトマトを採れたてでいただいて、この日の体験は終了となりました

そばの方は、このあと3日くらいで芽を出すそうです
おいしいおそばができますように


・・・ただ、
そばの種を蒔いた直後に禁物なのは、大雨
この日の夕方、那珂川町には大雨洪水警報が発令され、1時間に50㎜という豪雨に見舞われました
この夏一番の大雨になったんじゃないでしょうか


みんなで愛情込めて蒔いたそばの種
どうか元気に芽を出しますように


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すず
2012.08.14 / Top↑